2015/03/24

妊娠時の殺虫剤暴露量と子どものIQに関連性、米研究

妊娠時の殺虫剤暴露量と子どものIQに関連性、米研究

2011年04月22日 14:48 発信地:ワシントンD.C./米国
妊婦の殺虫剤暴露量の多さと生まれてくる子どもの知能指数(IQ)の低さの関連性を示した3本の論文が、米医学誌「Environmental Health Perspectives」に掲載された。

 3本の研究はいずれも、果物や野菜の栽培で一般的に使用される有機リン系殺虫剤に的を絞り、妊婦の暴露量とその子ども約1000人のIQを最大9歳まで、ほぼ10年にわたり追跡調査した。

 まず、米カリフォルニア州北部の農場地帯サリナスで392人の子どもを対象に行われた調査では、妊婦から検出された有機リン系殺虫剤の量が10倍増えるごとに、7歳児のIQが5.5ずつ下がっていた。この結果は、教育、世帯収入、その他の環境汚染物質の暴露量などを加味した場合も変わらなかった。

 次に、ニューヨークのマウントシナイ病院が妊婦400人とその子どもを対象に1998年から行った調査では、有機リン系殺虫剤への暴露が、6~9歳時の知覚・思考能力と非言語的な問題解決能力にマイナスの影響を与えることが分かった。

 なお、妊婦の約3人に1人が有機リン系殺虫剤の代謝を鈍らせる遺伝子変異を持っており、マイナスの影響が認められたのはこうした母親の子どもに限られていた。

 最後に、ニューヨークのコロンビア大は特に、ゴキブリやシロアリの駆除に広く使われていたクロルピリホスに着目し、子ども265人で調査を行った。なお家庭用のクロルピリホスは米国では2001年に使用が禁止されているため、それ以前に生まれた子どもを対象にした。

 その結果、妊婦の暴露量が多いほど、その子どものIQおよび記憶力が低かった。暴露量が上位25%内に入っている妊婦の子どもでは、それ以下の妊婦の子どもよりも作業記憶が5.5%、IQが2.7ポイントそれぞれ低かった。

 カリフォルニアでの研究を主導したマーリス・ブシャール氏は、「3つの調査は別々に実施されたものではあるが、似たような結果が出たことは(有機リン系殺虫剤の使用に関して)いっそうの注意を喚起することになる」と話している。(c)AFP/Kerry Sheridan
 


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