2015/12/02

よくあるお問い合わせ「断熱材への防蟻処理について」

「断熱材への防蟻処理」についてお問い合わせをいただくことがあります。
見解をまとめてみましたのでご参照ください。

Q)断熱材への防蟻は、どのように考えれば良いですか?

A)以下に見解を記します。

◆断熱材に防腐防蟻の工事を行ったとしても、家全体をシロアリから守れるものでは有りません。
  • シロアリは、断熱材の内部に蟻道(トンネル)を形成でき、木部(餌場)に到達すると、食害を始めます。
  • シロアリは目の前に有るものを無差別に食べ進み、餌場を探し木部に到達してきます。
  • シロアリに食べられ蟻道を作られてしまう断熱材があります。
  • 断熱材に防蟻処理してあっても、断熱材以外の箇所からのシロアリの侵入があれば、木部はシロアリに食べられてしまいます。


◆断熱材に防蟻処理しているものがありますが、その薬剤によって効果は異なります。
  • 薬剤は、大きく分けて農薬系の合成殺虫剤(以下合成殺虫剤)とホウ酸があり、その特徴を以下に示します。
【合成殺虫剤】
 合成殺虫剤での防腐防蟻は、居室内の空気を汚します。
  • 日本の防蟻剤として昔から使われていますが、防蟻効果の持続期間が短いものが使われています。
  • 揮発し居住空間に漂ってくるため、シックハウス症候群の原因でもあり、健康に決して良いものでは有りません。
 【ホウ酸】
  • 長期間効果が持続します。 また、住まい手の健康を害することがない安全な薬剤です。
  • ホウ酸は鉱物であり、揮発などが無いため、処理した部位にホウ酸が有る限りいつまでも効果を持続し続けます。
 ホウ酸使用の場合、居室内はクリーンです。

合成殺虫剤を断熱材に処理した場合、防蟻効果を期待出来る期間は短く、定期的に再処理をすることが前提としているのが合成殺虫剤ですので、断熱材への処理は無意味です。(再処理が出来ないからです)
ホウ酸を断熱材に処理した場合、雨がかからない部位であれば、その効果を長期間持続させることが出来ます。(再処理の必要がありません)
ホウ酸を断熱材に満遍なく充填できている製品は、セルロースファイバーやEPS断熱材パフォームガードが代表格です。
尚、断熱材にホウ酸が処理されていても、木部への防蟻効果はありません。

余談ですが、断熱材の内部に蟻道を作られると、蟻害の発見が困難となることが多いため、セルロースファイバーやパフォームガードであれば、蟻道の心配が無くなります。

 ホウ酸

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