シロアリ対策の成績表
シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。
日本で一般的な防腐防蟻工法
日本の木造建築は、建築基準法施行令49条2項により、シロアリ対策、腐れ対策をしなければならないことになっています。
これにより、工務店は何らかの措置を講じる必要があり、消毒屋、別名シロアリ防除業者が農薬系合成殺虫剤を床組、壁組等に塗ることでシロアリ対策だと主張。
この方法が日本では一般的な工法になっています。
シロアリや腐れによる被害を高い確率で確認できる日本の住宅
しかしながら、これまでのシロアリ対策を講じても、結局シロアリ被害、腐れによりボロボロのマイホームは目立ち、リフォームする際はシロアリや腐れによる被害を高い確率で確認することができてしまいます。
シロアリ被害実態調査(シロアリ防除業者さんの成績表)
そこで、国土交通省補助事業でシロアリ被害実態調査を行いました。
その報告書の内容は、これまでのシロアリ防除業者さんの成績表と言えます。
木材劣化率約34%・・・
日本のシロアリ対策の効果は短期間
日本の木造建築は、農薬と呼ばれる合成殺虫剤を主成分とした防蟻剤を木に塗るだけの工法を採用してきた工務店、ハウスメーカーが大半です。
この工法を業界ではバリア工法と呼んでいますが、バリアできる期間は残念ながら超短期間。
先進国のシロアリ対策は効果が長期間
いっぽう先進国はというと、ホウ酸塩を主成分とした薬剤で超耐久化を実現と、超優秀な成績を実現しています。
国連でも話題になり、何十年もの間、木材劣化率がゼロと報告されているほどです。
木材高耐久化処理ボロンdeガード工法
日本でも、ホウ素系認定薬剤が使用できるようになり10年です。
木材高耐久化処理ボロンdeガード工法も10年です。
この10年間のシロアリ被害率は限りなくゼロに近い数字を実現しています。

ボロンdeガード工法は、まだまだ発展途上の段階です。
日本の風土や工務店様の風習に合致した工法として進化を目指し、また、ホウ酸施工士の育成に力を入れています。
まとめ
シロアリ対策は何が正しいのか?を数字で判断することができます。
昭和から続いているシロアリ対策の木材劣化率は成績表からするとオール1であると誰もが思えるのではないでしょうか。
オール1以下と言っても過言ではないように思いますが、みなさんがジャッジされると良いと思います。
先進国と同じようにホウ酸塩を主成分としたシロアリ対策をご検討される場合は、シロアリポリスから業者を探して問い合わせをしてみてください。
ほぼ全国を網羅していますのできっと見つけられると思います。
祝!夢みるシロアリ100話達成!
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