ホウ酸処理で高耐久住宅
シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。
ホウ酸処理はどこから始まった?
世界で初めてホウ酸処理を本格的に実用化したのはニュージーランドです。
ホウ酸塩の八ホウ酸二ナトリウム四水和物(DOT)をラジアータパイン材に防虫目的で使用されたのが始まりです。
一切の生物劣化を受けないホウ酸処理
ニュージーランドのこの実績は、1952年から1992年までの40年間に一切の生物劣化を受けなかったと国際会議にて報告がされています。
本当にホウ酸処理のチカラなのか?
ニュージーランドでは、ホウ酸処理を強制的に義務化していたこともあり、もしかしたらホウ酸処理がされてなくても生物劣化は無かったのではないかという見方がありました。
その後、1996年に高温乾燥材にかぎり、害虫も卵も死滅しているという理由でホウ酸処理をせずに建築ができるようになった結果がホウ酸処理のチカラを証明することになります。
その後、1996年に高温乾燥材にかぎり、害虫も卵も死滅しているという理由でホウ酸処理をせずに建築ができるようになった結果がホウ酸処理のチカラを証明することになります。
証明されたホウ酸処理のチカラ
ニュージーランドの政策にて、高温乾燥材にかぎりホウ酸処理をしない建築ができるようになりました。
その結果、新築したばかりの住宅でも壁内の腐れが深刻化し社会問題になったそうです。
いっぽうホウ酸処理をされていた住宅はそのような被害は無かったため、ホウ酸処理の圧倒的なチカラがニュージーランドの政策から見えてきました。
ホウ酸処理を前提にした法律に
ニュージーランドの建築法は、上述の失敗に基づき「取替ができない部材には50年以上の耐久性能」を義務化。ホウ酸処理が一般的な工法となっています。
50年以上の耐久性を義務化する法律は、日本でも見習わないといけないですね。
まとめ
ホウ酸処理は、耐久性能を求められる住宅では必須性能です。国際的にもホウ酸処理のチカラは報告されており、先進国では常識になっています。
シロアリや腐れによる木材劣化を防ぐためにもホウ酸処理をオススメします。
日本では最上級のホウ酸処理ボロンdeガードを提供するホウ酸施工士が約300名ほどいます。ほぼ全国を地域密着でカバーしていますので相談されるのがマイホームのためにも家族のためにも一番です。
ホウ酸施工士はシロアリポリスから検索できます。
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