シロアリ対策において、「再処理不要で35年間保証」という言葉を初めて聞いたとき、多くの方が驚かれたかもしれません。
しかし、これは単なるキャッチコピーではなく、科学的根拠と継続的な維持管理体制によって実現された現実の仕組みです。
今日は、なぜ再処理を必要とせずに35年間もの長期保証が可能なのか、その理由を詳しくご紹介します。
なぜ「再処理不要」でも35年間保証できるのか?
1. 5万棟を超える実績と、わずか3件の被害報告
これまでに5万棟以上の木造建築物にホウ酸処理を実施してきました。その中でシロアリ被害が報告されたのは、たったの3件。被害も極めて軽微なものであり、ホウ酸処理の確かな効果を実証する十分なデータといえます。
2. 5年ごとの定期検査ネットワーク
施工したまま放置するのではなく、5年ごとに定期検査を実施。万が一にも被害が発生していないかをチェックすることで、保証の信頼性が大きく高まります。全国に構築された検査ネットワークがこれを可能にしています。
3. 施工と検査の完全マニュアル化と全国一律の制度設計
施工と検査は、日本ホウ酸処理協会(JBTA)認定のホウ酸施工士がマニュアルに基づいて実施しています。
施工品質に地域差が生じないよう、制度化と標準化が徹底されており、日本全国どこでも同等の品質が保証されます。
4. ホウ酸の安定性と科学的信頼性
ホウ酸は化学的に非常に安定で、水に溶けない限り分解せず、揮発も腐食も起こさないため、木材に対して長期にわたる防蟻・防腐効果を発揮します。
アメリカなど海外の事例からも、ホウ酸処理の耐久性は科学的に証明されています。
科学と誠実なメンテナンスの融合が長期保証を可能にした
「再処理不要なのに35年も保証できる」というと、魔法のように聞こえるかもしれません。しかし実際は、科学的に立証された処理技術と、建物を長く使っていくための真摯なメンテナンス体制が支えとなっています。
日本ではまだ少ない再処理が一切いらない長期保証制度ですが、私たちはこの制度が新しい「住まいの当たり前」になっていく未来を目指しています。
本当に安心できるシロアリ対策を選ぶということ
シロアリ被害は、家の耐久性や資産価値に大きな影響を与えます。
「定期的に薬剤を再処理するしかない」と思っていた時代は終わりました。
本当に安心できるのは、再処理を前提としない、持続可能で環境にもやさしい処理技術です。
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