日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

2022/02/22

世界で認められているホウ素系認定薬剤の性能

認められたホウ素系認定薬剤の性能


シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。

ホウ素系認定薬剤の性能

ホウ酸は、世界では常識となっている防腐防蟻剤です。日本でも日本木材保存協会に防腐防蟻剤として2011年に認定を受けています。
防腐防蟻剤としての認定要件である、JIS K1571 2010附属書A に基づき、防腐性能、防蟻性能、鉄腐食性能をクリアしています。
これにより以下の性能が認められたことになります。
・シロアリに効くこと
・木材腐朽菌(腐れ)を寄せ付けないこと
・金物を錆びづらくすること

ただし、用法用量を守らなければ上記性能を発揮させられませんので、施工者は、ホウ酸処理溶液の濃度、処理量、雨対策に加え、薬剤の温度管理など、様々な知識と技術の習得が必要になります。

認定薬剤一覧

日本木材保存協会のホームページでは、防腐防蟻剤として認定された薬剤一覧を閲覧できます。
その一覧を見ると、従来から使用されてきたたくさんの農薬系合成殺虫剤の中に、ホウ素系認定薬剤も複数種類確認することができます。
認定薬剤の一覧ページはこちら

ホウ酸を使わない理由は消滅

ホウ酸が認定を受けたことにより、税制面の優遇や金利の優遇、ときには補助金までいただける長期優良住宅や長期優良住宅化リフォーム推進事業でホウ酸が使用ができるようになりました。
このことから、効果が長期間持続するホウ酸を使わない理由は消滅しました。

まとめ

ホウ素系認定薬剤が防腐性能、防蟻性能、耐腐食性能がいつまでも持続させられることは日本を含め世界中で認められています。また、長期優良住宅など各種優遇を受けることができる制度でもホウ酸は使用できるようになったことから、効果が期待できる期間が短い農薬系合成殺虫剤から効果が長期間持続するホウ酸へとシフトが始まっています。

用法用量をしっかり把握しているホウ酸事業者は、シロアリポリスで検索できます。




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