日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

2022/04/27

ホウ酸処理事例 既存住宅 〜調査から予防工事まで〜

ホウ酸処理事例 既存住宅

ホウ酸処理への関心が高まっていますが、新築のみならず既存住宅(既にお住まいの住宅)へもホウ酸処理が可能です。

シロアリの生息があるにもかかわらず気が付かないでいると、大きな損害に繋がりますから、今お住いのマイホームがシロアリの被害にあう前にシロアリ予防及び腐れ予防の効果が超長期間持続するホウ酸処理を施しておくことがベストです。

今回は、既存住宅へのホウ酸処理工事の流れをご紹介します。

【建物外周部の調査】

建物の外周部、周辺を見て回り、
シロアリの生息がないか、蟻害が発生していないかを確認します。


【室内の調査】

各室内、水回り、玄関等を見て回り、蟻害等の有無を調査します。

【養生】

床下への侵入口周りを中心に施工員が行き来する箇所を養生します。

【床下の調査】

床下に潜り、シロアリの侵入経路になりうる部位をくまなくチェックします。

シロアリが侵入してくる水抜き穴

↓ ↓ ↓
水抜き穴は、塞がれることなく残っていることが多いです。

耐圧盤貫通部周り

↓ ↓ ↓


スリーブ管は耐圧盤を貫通しているので、コンクリートが収縮することで隙間ができ、シロアリが侵入しやすくなる部位です。
こちらも塞がれることが無いままが多いです。

などなど・・・

【小屋裏調査】

小屋裏も必要に応じてチェックを行います。

【撮影】

調査対象は全て写真に収めます。
これは、依頼主様に調査報告を行うためでもあり、後々のため、資料として保管する意味もあります。

【その他】

床下は、断熱材が落下していることもあります。
もちろん復旧します。

漏水もあります。
さすがにこれは、工務店さんに復旧をお願いします。

ムカデやヤスデ、
ゴキブリ、カマドーマ、クモ
そして、
哺乳類の死体、
産業廃棄物置き場だったこともあります。

床下は皆さんの想像以上にヘビーです。

【速報、方針提案】


一通りの調査結果をその場でご報告し、工事の方針をその場でご説明、ご提案を行います。

【1次防蟻工事】

シロアリが侵入してくる部位をホウ酸配合のボレイトシールや同じくホウ酸配合ボレイトフィラーでシロアリ侵入経路遮断処理を行います。

【2次防蟻・防腐工事】

木材はシロアリの餌であり、木材腐朽菌(腐れ)の餌になります。
その木材にホウ酸を含浸させておくことでシロアリは寄り付かなくなり、また木材腐朽菌は死滅するため腐らなくなります。
しかも、ホウ酸は無機鉱物であるためホウ酸自体残り続け、ホウ酸の効果も残り続けます。
シロアリ侵入経路遮断処理に使用するボレイトシール、ボレイトフィラーにはホウ酸が配合されていて、ホウ酸自体が無くならないためいつまでも突破されにくい状態を維持します。

【小屋裏】

小屋裏も?と思いませんでしたか?
ホウ酸処理の良いところは、安心安全であるため家全体に処理することが可能であるところです。
小屋裏(屋根裏)や壁内で空気が入っていけるような空間には、ホウ酸をダスティング(散粉)処理という技術で流し込んでいくことができます。

昨今、広範囲に被害が広がっている、外来種のアメリカカンザイシロアリ対策でもあるので、絶対にやっておくべき工事です。

最後に(ホウ酸処理を依頼するなら)

既存住宅でホウ酸処理を依頼する場合は、業者選びを慎重にする必要があります。
既存住宅へのホウ酸処理は経験値が必要で、シロアリの生息の有無、侵入経路、コロニーの位置などを調査し、適切な処置を行える技術が必要になります。
(新築しかできませんという業者が多いです)
また、万が一シロアリが出てしまってもしっかりサポートしてくれる業者でないと責任をとってくれず、争いごとになるかもしれません。

つまり、ホウ酸処理業者の中でも既存住宅へのホウ酸処理及びシロアリ駆除の実績が豊富な業者に依頼をする必要があります。

また、ホウ酸の知識だけでなくシロアリを中心に昆虫全般、建物の構造等の知識の他、温熱環境にこだわった家も増えているため、その知識も重要です。

ホウ酸処理がお金になると考えて見様見真似で参入してくる業者が残念ながら多くなってきてしまいました。

ホウ酸処理業者はシロアリポリスから検索すると一般社団法人日本ホウ酸処理協会認定のホウ酸施工士が在籍するホウ酸業者を探し出せます。
反社会的勢力を事前に排除しているため安心していただけるのも特徴です。
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高卒歓迎 日本ボレイト



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