日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

2022/04/13

外来種アメリカカンザイシロアリの被害事例

アメリカカンザイシロアリの被害


先日、ニュース番組でアメリカカンザイシロアリチラッと紹介されました。
春の風物詩、シロアリの群飛紹介の一コマとして。

アメリカカンザイシロアリは外来種で、日本の木造建築物は残念ながら何も対策をされていないというとても危険な状態にあります。

その被害が、どんなに危険なのかをご紹介します。

アメリカカンザイシロアリの被害事例

アメリカカンザイシロアリに取り憑かれると、構造材がどんどん目減りします(弱くなる)。
シロアリですから当たり前と思わず写真を見てみてください。
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シロアリ対策を家全体にしていれば問題ないのですが、日本の木造住宅の大半は残念ながら床下の一部分を除き何も対策をしていないのが問題なんです。
この部材は小屋裏の梁ですが、小屋組み全て、壁組全て、床組全てがこのように食べられていきます。
シロアリと言うと地面から侵入してくると思われる方も多いと思いますが、この外来種は羽アリになって飛んで侵入してくるため屋根からの侵入も多いのが特徴になっています。

アメリカカンザイシロアリ被害を見抜くサイン

この被害を見抜くには、定期的に小屋裏、床下などを点検することです。
普段見ることのない小屋裏や床下にゴマ粒のような粒が落ちていたら被害のサインです。
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木の色をした何かがところどころ溜まっています。
これは、アメリカカンザイシロアリがコロニー(巣)から糞を出してきている状態です。
これが発見のサインです。

そして、糞粒を出してきている部位はコロニー(巣)になっているためスカスカになっていきます。

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上の写真の角の部分に糞粒が溜まっています。
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この糞粒は、梁が食べられた分、糞粒に姿を変えコロニーから排出されたものです。
このようにスカスカになっていくのですが、これが家全体に広がっていくので対策が必要になるのですが、その対策には、防腐防蟻効果がいつまでも持続するホウ酸処理しかありません。

この被害を動画でもどうぞ。
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この動画は、まだまだ初期段階で、ここから凄まじい状態になっていきます。

駆除業者の選択には注意が必要です。

この被害が、家全体に広がっているのに、誰も気が付かずにいます。
シロアリ防除業者さんも、合成殺虫剤で殺すことはできても予防することができないため、「ごめんなさい、予防できません」というふうに言ってくれればまだ良いのですが、再発を前提に殺虫だけして帰るビジネスをされている業者もたくさん存在しているので困ったものです。
ですので、アメリカカンザイシロアリ被害の調査や予防、駆除に精通した業者を選択しましょう。

まとめ

アメリカカンザイシロアリの被害を早期発見するために定期的に点検をしましょう
また、被害に合う前にホウ酸処理を可能な限り家全体に施しましょう。
ホウ酸処理は、合成殺虫剤とは異なり効果が長期間持続するため”いつまでも効果が持続する”と説明ができます。しかし、ホウ酸処理を専門とした業者に任せないと中途半端な工事になりがちな薬剤でもあるため注意が必要です。

ホウ酸処理に精通した業者、アメリカカンザイシロアリ駆除に精通した業者はシロアリポリスから簡単に検索することができます。
まずは、相談されることをオススメいたします。



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