日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

2022/03/16

ホウ酸処理基礎講座 ホウ酸処理vs大人の事情

ホウ酸処理vs大人の事情






シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。

日本のシロアリ対策を施すと、再処理地獄に陥ります。

日本では残念ながらマイホームへのシロアリ対策は合成殺虫剤を使うことが一般化しています。この合成殺虫剤処理は効果が短期間で消滅するため、再処理前提の工事になっています。

しかし、世界では何十年も前から再処理不要のホウ酸処理が一般的であるにもかかわらず、日本では未だにホウ酸処理へのシフトがされていません。

なぜ日本では再処理前提のシロアリ対策が主流なのか?

合成殺虫剤が安価で効果が短期間であるため「再処理しましょう!」と言えるビジネスをたくさんの方(シロアリ防除業者)がされています。
再処理不要のホウ酸処理は、自分たちの仕事が無くなる(再処理で得ていた収益がなくなる)ことを意味しますので家族を守れなくなると考える業者は、ホウ酸処理が良いのはわかっていてもビジネスモデルをシフトできない業者が多いことが根本的な理由になっています。

大人の事情が蔓延っている業界

上述にあるようにシロアリ業者の大人の事情の他、家を建てる工務店も建築時の費用が安いほうが良いという事情が根強いことも大きな要因です。
設計事務所では、消費者(建築主)の関心が間取りや設備、デザインに行きがちで、シロアリ対策の話題にもならず、昭和から変わらない合成殺虫剤しかないと思いこんでいたりします。消費者側も提案されなければ、意識できません。

再処理地獄に陥ることを知らされない消費者

合成殺虫剤でシロアリ対策を施すと再処理地獄で苦しむことになります。
しかし、一般消費者(建築主)は、5年後から始まる再処理費用が20〜40万にもなること。そして、それが5年毎に必要になることを知りません。
というか、その事実を知らされません。

 

建設費を抑えたい工務店の事情

多くの工務店は、建設費を少しでも安く抑えたい事情があります。
1棟あたりのコストアップがたとえ1万円だけであったとしても、年間100棟を建てているなら100万円のコストアップに。 年間1000棟を建てているなら1000万円のコストアップになります。
なかなかエグい数字です。

 

つまり、再処理地獄の事実を話したくない心理が働きます。

新築時にホウ酸処理をスペックするときのコスト

ホウ酸処理にシフトすると標準的な1mまでの処理で4~5万円のコストアップになります。これが100棟になると400〜500万円のコストアップになります。
しかし、ホウ酸処理は効果が長期間持続することが特徴ですから再処理は必要なくなり、再処理費用が必要なくなります。 
再処理費用が無くなることを考えれば、とても安いと考えることができるはずです。
しかし、その事実を知らされない大人の事情・・・つまり、消費者自らが選択をしていかなければならないと言えます。

 新築時ならオプションで良いので提案をしてほしい

そもそも、新築時であれば住宅ローンに組み込めます。住宅ローンは低金利ですから、消費者が負担とする費用は10円/日前後で済んでしまうはずです。であれば、オプションで選択できるようにしてくれれば良いだけなのに・・・

しっかりホウ酸処理を提案してくれる工務店にしましょう

全国には数万社の工務店がひしめき合っています。その中で、ホウ酸処理をしっかり提案してくれるかどうかを工務店選びの基準にしてみることをオススメします。ホウ酸処理に理解を示しているので工務店であれば、施主目線で考えてくれているとのではないでしょうか?

シロアリポリスの解説がわかりやすい!


まとめ

シロアリ業者は悪徳が多いイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

消費者は何もわからい床下のこと、シロアリの怖さなどを告げられ、知らず知らずのうちに再処理地獄に陥っていきます。さらには悪徳業者が多い業界でもあるので、細心の注意が必要です。
この再処理地獄から脱却をするためには、ホウ酸処理を自らが選択をする必要があります。
そこでおすすめできるのは、反社会的勢力を事前に排除しているシロアリポリスです。全国のホウ酸処理業者も簡単に検索できるので一度ご相談されると良いかと思います。


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