「この家、シロアリ保証がついているので安心ですよ。」
工務店やシロアリ業者からそう説明されると、多くの方は「それなら大丈夫だ」と思ってしまいます。
でも、その保証書を手に取って、じっくり読んだことがありますか?
そこには、あなた(施主様)にとって重大な落とし穴が潜んでいるかもしれません。
【はじめに】
シロアリ保証は、家を守る最後の砦だと考えている方が多いでしょう。
施工のときに「5年保証」「10年保証」などと言われれば、
「万が一のときは保証で直せるんだ」と思って安心してしまいます。
でも、その保証の「被保証者」は誰になっていますか?
お施主様ではない。
工務店でもない。
なんと、シロアリ業者自身が被保証者になっているケースがあるのです。
【誰のための保証?】
保証とは本来、被害を受けた人を救済するためにあります。
シロアリ保証なら、被害を受けるのは家の持ち主であるお施主様。
だから被保証者は当然お施主様になるべきなのです。
ところが実際には、保証契約の被保証者がシロアリ業者になっている例が少なくありません。
この場合、お施主様は直接保証請求する権利を持たないのです。保証会社は業者を相手に保証を行います。
【被保証者が業者だと何が起こる?】
□業者が倒産すれば、保証は消滅する
□施主は保証会社に直接請求できず、業者を通さなければならない
□業者の善意や都合に依存する
□「保証がついている家」というのは、実質的に空約束になる恐れがある
特に注意が必要なのは、悪質な業者がこれを意図的に使って、「保証つきです!」とアピールすることで契約を取り、
いざ被害が出ても施主に保証の権利がない、という構造を作り出しているケースです。
【理想の保証とは?】
理想的なシロアリ保証は、被保証者が施主であり、
施主が直接保証会社に連絡・請求できる仕組みです。
これなら、仮に施工業者が倒産しても保証は継続されます。
たとえば、日本ホウ酸処理協会が発行するシロアリ保証はこの形を採用しています。
保証の主役はお施主様であり、家を守る最後の砦として機能します。
【まとめ:保証書を確認しよう】
□ 保証書は必ず施主が手元で確認する
□ 被保証者が施主本人になっているかを確認する
□ 「保証がついているから安心」ではなく、
「誰のための保証か」を見極める意識を持つ
「保証があるから大丈夫」ではなく、
「正しい保証だからこそ大丈夫」という視点が、
これからの家づくりやメンテナンスには必要です。
日本ホウ酸処理協会によるシロアリ対策は、お施主様第一主義で工事を行い、長期間のシロアリ保証を実現しています。
長期間のシロアリ保証を実現できる理由は、ボロンdeガード工法による効果が無くならないシロアリ対策であるためです。
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