日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

2022/04/20

シロアリ対策講座 シロアリ保証をチェックするならここを見る!

シロアリ保証の内容をチェックしましょう


建築関係者が把握していないシロアリ保証

工務店さんと話をしていると、保証内容を把握していないケースが多いと感じます。
設計事務所の先生方は、考えたこともないとおっしゃるケースが多いです。

そもそも、日本の木造建築の木材劣化率は約34%と驚異的に高いことに加え、駆除を実施したとしても再発してしまう率も高いというデータが公開されています。(国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書参照

そこで、シロアリ対策講座の第1回目は、シロアリ保証をチェックするならここを見る!と題して思うところを書きます。

シロアリ保証の主な種類

全国のシロアリ防除業者さんが提示するシロアリ保証の内容には主に以下の2種類があります。

1)シロアリの被害があった場合に、被害部材を修復してくれる保証。
2)修復はしないが、シロアリの駆除や予防行為を無償でやってくれる保証。
 

保証会社の裏話 

多くの保証会社がシロアリ保証から撤退しています。
とある保証会社関係者に確認しましたら、シロアリ防除業者が悪意をもって保証を利用するなどが多く、また、再発率が高い事実があり、さらには、建物が激しく経年劣化しているところに何度も何度も殺虫剤処理をしたところで・・・みたいな話を色々といただきました。

とある保証会社がシロアリ保証から撤退していった事情、よくわかりました。
他の保証会社さんもみんな同じ理由なんだと思います。

シロアリ保証のチェック項目

さて、それでも、上述のように2通りの保証の種類が存在しています。
そこでチェック項目を以下に記します。 
 
・補償の財源を確認しましょう
 「修復費用を負担します」と記載してあったとしても、シロアリ防除業者が自己負担するような保証書だった場合は、そのシロアリ防除業者の資金力の有無が問題になります。
・補償金額の限度額を確認しましょう
 10万円までとか、50万円まで免責とか書いていないですか?
・再発した際も使えるのかを確認しましょう
 1回しか使えないと書いてないですか?
・保証期間を確認しましょう
 シロアリ予防に使用した薬剤の成分には有効期間があると思いますが、保証期間と整合性がとれていますか?例えば、薬剤の有効期限が180日なのに、5年保証するとなっているのであれば、181日目以降のシロアリリスクについて説明されてますか?
・免責事項を確認しましょう
 保証対象外となる事項が定められていると思いますが、納得できる内容ですか?

シロアリ防除業者の営業を鵜呑みにせず、保証の内容をご自身で確認をして自己責任で判断をしましょう。

シロアリ保証よりも大事なこと

シロアリ保証よりも重要視してほしいことがあります。
それは、長期的に見て、そのシロアリ対策でマイホームを守りきれるかどうかが重要です。
ですので、シロアリ保証よりもシロアリ対策自体に目を向けましょう。

正直な話、シロアリは生物です。
生物であるシロアリは、餌である木材がそこにあるわけですから再発の可能性が残るわけです。
本来は再発してしまうリスクを排除しなければなりません。

にもかかわらず日本の多くのシロアリ防除業者さんは、シロアリ保証を謳いながらも再発前提の合成殺虫剤での処理を施します。
いくらシロアリ保証があったとしても、その効果は超短期間です。

であれば、シンプルにホウ酸処理を施して、シロアリのみならず木材腐朽菌を超長期間いつまでも寄せ付けない工事を施しておくほうが無難です。

ホウ酸処理も注意が必要

ホウ酸処理にも注意が必要なので慎重に業者選びをしましょう。
シンプルに1回だけのホウ酸処理ですので、その1回が中途半端な工事になってしまうと、いつの日かシロアリ被害にあってしまうかもしれません。
「安心してたのに・・・・」なんてことが無いよう、たった1回のホウ酸処理をできる限り最上級に実施しておくことが大切です。
また、ホウ酸処理後もメンテナンスを前提として維持管理をしていけるようにしておくべきです。
そんな最上級のホウ酸処理メンテナンスを引き受けてくれる業者選びはシロアリポリスがオススメです。





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