ホウ酸のデメリット(ホウ酸の溶脱)
ホウ酸は防腐防蟻効果がいつまでも持続する理想的な防腐防蟻剤です。
世界中で常識になっていて、日本でも認定薬剤として認められています。
しかし、ホウ酸のデメリットとしてホウ酸の溶脱があります。
ホウ酸の溶脱
ホウ酸の溶脱とは、ホウ酸処理部材に雨がかかる場合に起こりうる現象で、木材に含浸していたホウ酸が木材から抜け出し、木材から離れてしまうことを言います。
ホウ酸の溶脱は、雨養生をしっかり施せば解決できることなので心配することがありません。
これは、ホウ酸事業者は誰でも知っている基本中の基本です。
ホウ酸を全否定するシロアリ業者
日本のシロアリ業者だけはホウ酸を全否定していることが多く、その理由のひとつにホウ酸の溶脱をあげています。
ここからとても残念なお話になりますが、ホウ酸を検討される方は絶対に知っておく必要がある事実を述べます。
ホウ酸の溶脱を強調する悪徳シロアリ業者にご注意を
ホウ酸を使いたがらないシロアリ業者がホウ酸の溶脱を理由にホウ酸を全否定することが多いです。先にも述べましたが、新築中なら雨養生するだけで解決できます。既にお住まい中の建物なら床下に雨が降るわけがないためホウ酸の溶脱を理由にホウ酸を否定する根拠になっていません。悪徳のシロアリ業者は、ホウ酸ではなく農薬系合成殺虫剤を使いたがります。それは、ホウ酸の効果が長期間持続することで自分たちの仕事がなくなると思っているからです。逆に、農薬の効果は短期間でゼロになるため、再処理を提案できます。再処理をするたびに売上が上がり、継続的に決まったお客様から収益を計算できるほうが楽。楽して儲かるビジネスモデルなので、ホウ酸を全否定。困ったものです。。。一般消費者からすると経済的負担が大きく再処理地獄。また、防腐防蟻の効果がゼロになる期間が発生するため、腐ったり、シロアリに食われたり。そして、大地震で倒壊するお宅も。。。。残念な業界です。
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