日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

ラベル ホウ酸処理基礎講座 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ホウ酸処理基礎講座 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022/04/20

シロアリ対策講座 シロアリ保証をチェックするならここを見る!

シロアリ保証の内容をチェックしましょう


建築関係者が把握していないシロアリ保証

工務店さんと話をしていると、保証内容を把握していないケースが多いと感じます。
設計事務所の先生方は、考えたこともないとおっしゃるケースが多いです。

そもそも、日本の木造建築の木材劣化率は約34%と驚異的に高いことに加え、駆除を実施したとしても再発してしまう率も高いというデータが公開されています。(国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書参照

そこで、シロアリ対策講座の第1回目は、シロアリ保証をチェックするならここを見る!と題して思うところを書きます。

シロアリ保証の主な種類

全国のシロアリ防除業者さんが提示するシロアリ保証の内容には主に以下の2種類があります。

1)シロアリの被害があった場合に、被害部材を修復してくれる保証。
2)修復はしないが、シロアリの駆除や予防行為を無償でやってくれる保証。
 

保証会社の裏話 

多くの保証会社がシロアリ保証から撤退しています。
とある保証会社関係者に確認しましたら、シロアリ防除業者が悪意をもって保証を利用するなどが多く、また、再発率が高い事実があり、さらには、建物が激しく経年劣化しているところに何度も何度も殺虫剤処理をしたところで・・・みたいな話を色々といただきました。

とある保証会社がシロアリ保証から撤退していった事情、よくわかりました。
他の保証会社さんもみんな同じ理由なんだと思います。

シロアリ保証のチェック項目

さて、それでも、上述のように2通りの保証の種類が存在しています。
そこでチェック項目を以下に記します。 
 
・補償の財源を確認しましょう
 「修復費用を負担します」と記載してあったとしても、シロアリ防除業者が自己負担するような保証書だった場合は、そのシロアリ防除業者の資金力の有無が問題になります。
・補償金額の限度額を確認しましょう
 10万円までとか、50万円まで免責とか書いていないですか?
・再発した際も使えるのかを確認しましょう
 1回しか使えないと書いてないですか?
・保証期間を確認しましょう
 シロアリ予防に使用した薬剤の成分には有効期間があると思いますが、保証期間と整合性がとれていますか?例えば、薬剤の有効期限が180日なのに、5年保証するとなっているのであれば、181日目以降のシロアリリスクについて説明されてますか?
・免責事項を確認しましょう
 保証対象外となる事項が定められていると思いますが、納得できる内容ですか?

シロアリ防除業者の営業を鵜呑みにせず、保証の内容をご自身で確認をして自己責任で判断をしましょう。

シロアリ保証よりも大事なこと

シロアリ保証よりも重要視してほしいことがあります。
それは、長期的に見て、そのシロアリ対策でマイホームを守りきれるかどうかが重要です。
ですので、シロアリ保証よりもシロアリ対策自体に目を向けましょう。

正直な話、シロアリは生物です。
生物であるシロアリは、餌である木材がそこにあるわけですから再発の可能性が残るわけです。
本来は再発してしまうリスクを排除しなければなりません。

にもかかわらず日本の多くのシロアリ防除業者さんは、シロアリ保証を謳いながらも再発前提の合成殺虫剤での処理を施します。
いくらシロアリ保証があったとしても、その効果は超短期間です。

であれば、シンプルにホウ酸処理を施して、シロアリのみならず木材腐朽菌を超長期間いつまでも寄せ付けない工事を施しておくほうが無難です。

ホウ酸処理も注意が必要

ホウ酸処理にも注意が必要なので慎重に業者選びをしましょう。
シンプルに1回だけのホウ酸処理ですので、その1回が中途半端な工事になってしまうと、いつの日かシロアリ被害にあってしまうかもしれません。
「安心してたのに・・・・」なんてことが無いよう、たった1回のホウ酸処理をできる限り最上級に実施しておくことが大切です。
また、ホウ酸処理後もメンテナンスを前提として維持管理をしていけるようにしておくべきです。
そんな最上級のホウ酸処理メンテナンスを引き受けてくれる業者選びはシロアリポリスがオススメです。





2022/04/09

ホウ酸と合成殺虫剤の使い分け

ホウ酸と合成殺虫剤の使い分け


ホウ酸と合成殺虫剤を適宜使い分け

シロアリの予防には、ホウ酸処理が理にかなっていて効果的です。
シロアリの駆除には、合成殺虫剤が理にかなっていて効果的です。

予防も駆除も同じ薬剤ではなく、適宜使い分けることがシロアリ対策として理にかなっています。

殺虫を目的にする場合は合成殺虫剤がベスト

合成殺虫剤は、虫を殺す薬剤として強力に作用します。
これはどなたでも常識的に認識されていると思います。
しかし、予防効果は期待できず、シロアリ再発率が高いことが国の調査で明らかになっています。

いっぽうホウ酸は、食毒として作用する薬剤であるため摂取したシロアリに作用します。
また、効き方は遅効性で即効性がありません。
ホウ酸は、殺虫を目的とすると少々物足りない薬剤です。
そのため、既にシロアリが生息(発生)している場合は、即効性のある殺虫剤を使用するのが効率的にもお施主様の精神的にもベストとなります。

合成殺虫剤を使えない場合の駆除はホウ酸がベスト

化学物質過敏症の方がお住まいの場合など殺虫剤を使用できないケースがあります。
その場合はホウ酸処理を駆使して駆除を行います。
その場合、ホウ酸処理を熟知し、かつ、シロアリの駆除実績の豊富なホウ酸施工士に任せなければ効率よく駆除が行なえません。
見えない部分への仮説をたて、経過を見ながらの作業になるためです。

合成殺虫剤処理後は、再発防止目的でホウ酸処理がベスト

合成殺虫剤で駆除工事を実施しても予防効果はありません。
あくまでも殺虫剤(駆除剤)であるためです。
そのため、ホウ酸処理を殺虫剤処理後に行う必要があります。
シロアリをいつまでも予防するためです。

シロアリ駆除履歴がある建物の木材劣化率は92%

ホウ酸処理を施さないと、シロアリが再発するなどの木材劣化の可能性がとても高いことが国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書で明らかになっていて、
なんと、シロアリ駆除履歴がある建物は、988件中909件が木材劣化が発生しているという恐ろしいデータが開示されています

木材劣化率92%!
異常値すぎて、言葉が出ません。

 何のために、シロアリ駆除を依頼しているのか・・・

 さらに詳しくはシロアリ対策の成績表を御覧ください。 


まとめ

シロアリ駆除は、特別な理由がない限り合成殺虫剤がベストです。
しかし、あくまでも殺虫目的でしか作用しませんので、必ずホウ酸処理を施す必要があります。シロアリを予防しなければ再発してしまうためです。
シロアリ対策は、予防も駆除もホウ酸処理を前提とした業者に依頼をしましょう。
ホウ酸処理業者はシロアリ駆除業者検索サイトシロアリポリスで検索することができます。




祝!夢みるシロアリ100話達成!

ホウ酸処理のリーディングカンパニー
日本ボレイト公式チャンネル


2022/04/04

ホウ酸処理基礎講座 ヒラタキクイムシ対策にも


ヒラタキクイムシ対策にもホウ酸






ホウ酸処理は、シロアリ以外の昆虫へも食毒で作用します。

ホウ酸塩は昆虫が致死量以上を摂取すると死に至り食毒として作用します。
木材にホウ酸塩処理を行えば、当該木材の内部に生息する昆虫は死滅します。

木材に生息する昆虫

木材に生息する昆虫は、シロアリ、ヒラタキクイムシなど様々ですが、木材の倒壊につながる被害をもたらすのはシロアリです。
しかし、ヒラタキクイムシも工務店様からご相談を多くいただきます。

【ヒラタキクイムシ】

発生箇所:フローリングやドア枠に使用されている広葉樹など、室内の木部から発生します。 土台や柱などの針葉樹からは発生しません。
広葉樹を幼虫が食害し、成虫になると1~2㎜の黒い穴(脱出孔)を開けて外に出て来て産卵します。

ヒラタキクイムシの木材劣化

春になると突然フローリングやテーブルなどに小さな黒い穴ができて、オガクズのようなものを排出して成虫が脱出していきます。
この小さな穴が無数にできるので、クレームに繋がります。
このキクイムシも木材を劣化させる原因の一つです。しかし、誰の責任になるのかがとても難しく、木材プレカット工場?、建材屋さん?製材屋さん? どこの段階でヒラタキクイムシに侵入を許したのかが判断できないため、結局は工務店さんが駆除対応をすることが多いようです。


ヒラタキクイムシの駆除対応

ヒラタキクイムシの駆除は簡単ではないため、部材の交換を検討するのが普通です。予算的にそれが難しいのであれば、ホウ酸水を穴に流し込んでおくとそのホウ酸を摂取した幼虫は死滅します。(摂取しなかったら死滅しません)
その場合、除菌、消臭、防虫のボレイトハウスキーパー、またはシロアリホウ酸水がオススメです。完全無添加のホウ酸水であるため住まい手への影響もなく安心安全な上、その効果が持続するからです。
ボレイトハウスキーパー、シロアリホウ酸水はボレイトショップより購入ができます。

まとめ

ヒラタキクイムシのクレームは責任の所在が不明確であるため少々面倒です。
ヒラタキクイムシのクレームが出てしまわないように、できる限りの対策を新築時からしておくのがベストです。
マイホームの構造材へのホウ酸処理はその対策の一つです。
ヒラタキクイムシのご相談は、駆除経験豊富なシロアリポリスにご相談されてはいかがでしょうか。






祝!夢みるシロアリ100話達成!

ホウ酸処理のリーディングカンパニー
日本ボレイト公式チャンネル


2022/03/31

ホウ酸処理基礎講座 ホウ酸処理を施すべき部材

ホウ酸処理を施すべき部材





ホウ酸処理の適用範囲

ホウ素系認定薬剤は、「非接地非暴露の条件下で認定」とされていて、木部表面用として使用する防腐防蟻剤であり土壌処理では使用できません。

「非接地非暴露の条件下で認定」とは

「非接地非暴露の条件下で認定」とは、風雨にさらされず地面に接していない部材に対して有効という意味です。
例えば、ログハウスなどの外壁面では無効ということになります。

ホウ酸処理は金利の優遇等を受けれる認定薬剤

一般的な木造建築物の構造材(外壁の軸組等や床組、小屋組みなど)は、非接地非暴露の条件下なのでホウ素系認定薬剤が使用でき、長期優良住宅やフラット35s等の税制面の優遇、金利の優遇、補助金などを受けることができます。
※外壁の軸組等とは、外壁の柱、間柱、筋交い、合板の総称です。

ホウ酸処理を施すべき部材とその処理範囲

ホウ酸処理を施すべき部材とその処理範囲の理想は、床組から小屋組みまでの全ての部材に対して施すことです。安心安全なホウ酸塩ならそれができるからです。

しかし、予算的に施工範囲を減らさざる負えないこともありますので、最低限処理しておくべき範囲は、地面に近い土台、大引き、床根太、床合板、そして外壁の軸組等で地面から1mまでの範囲です。

地面に近い部材へ施す理由は、土壌に生息するシロアリが最初にアタックを仕掛けてくる部材である可能性が高いから。

一般的な建築会社がシロアリ対策を施す部材とその処理範囲

一般的な建築会社がシロアリ対策を施す部材とその範囲は、地面から1mまでの外壁の軸組等を処理しています。
しかし、床組は施工したりしなかったりと中途半端にされているケースが目立ちます。
本来の目的がシロアリ対策であるにも関わらず、いつの日か法的にクリアすればそれで良いという建築会社が多く存在してしまったことに加え、シロアリ防除業者も建築会社にアドバイスをしない、できない、または、シロアリに食われてほしいという考えを持つ悪徳業者も蔓延っていることが原因です。

日本では設計士も建築会社もシロアリ防除業者もホウ酸の素人


ホウ酸を取り扱う業者が増えていますが注意が必要です。みんな素人だからです。

ホウ酸処理へのニーズが高まる中、ホウ酸処理をシロアリ防除業者がされるケースが増えています。
薬剤をホウ素系にしただけで、施工範囲は中途半端のままだったり、ホウ酸は濃度と処理量、温度の管理、雨対策まで理解をしていないと、本来求めている効能を発揮させられないのに、低濃度だったり、処理量が少なかったり、雨に曝されたりするケースに加え、そもそも安心安全なホウ酸を希望していたのに有機溶剤が入っているホウ素系認定薬剤を使われてしまったりもします。

残念ながらホウ酸処理がまだ浸透していない日本では、設計士も建築会社もシロアリ防除業者もホウ酸の素人である可能性が高いのが現実です

まとめ

一般の方は、建築のプロに建物を任せるしかありません。
しかし、その建築のプロが、シロアリ対策をおろそかにしている事実があります。
でも諦めてはいけません。
消費者(建築主)がしっかり正しいホウ酸処理を提供する業者を指定するようにしましょう。その業者はシロアリ駆除業者検索サイトシロアリポリスからお近くの業者を探すことができます。
事前に反社会的勢力を排除しているので安心できるサイトです。





ホウ酸処理のリーディングカンパニー
日本ボレイト公式チャンネル


2022/03/30

ホウ酸処理基礎講座 日本でホウ酸処理を行うなら

日本でホウ酸処理をするなら


シロアリ対策、腐れ対策はどう考えてもホウ酸処理一択です。
従来のシロアリ対策とは違い、しっかり木材が劣化することを防ぎ続けてくれるからです。
(ホウ酸処理は効果が長期間持続するんです)

これまでのシロアリ対策

これまでのシロアリ対策は、昭和初期から始まり、今も変わらずに行われていて、どれもこれも殺虫剤を使用します。

土壌に殺虫剤をまこうが、効果は限定的です。
建物の周りにパイプを埋設して殺虫剤を流し込もうが効果は限定的です。
木材に殺虫剤をまこうが効果は限定的です。
土壌に毒エサを仕掛けたって効果は限定的です。

これらの工法の全てが再処理を前提にしていますから、消費者は経済的に負担になり、シロアリ防除業者は儲かるという図式になります。
そもそも、再処理ができない部材は、腐ってボロボロに、シロアリでボロボロになるケースがとても多いのが現実です。これを修復する費用が重くのしかかってくるはずです。

先進国のシロアリ対策

いっぽう先進国ではホウ酸処理が常識で、ホウ酸は木材に残り続ける限りシロアリ予防、腐れ予防の効果を持続するので、マイホームをいつまでも守り続ける工法となっていて、これが主流です。

日本でホウ酸処理を行う場合

ホウ酸処理は、日本のメディアで話題にあがることが多くなってきました。
効果の持続性、住まい手の健康面での安全性、再処理不要の経済性、そして、SDGsに合致する省エネ性などすべての面で理にかなっているからです。

(一社)日本ホウ酸処理協会に所属するボロンdeガード工法施工代理店が最上級のホウ酸処理を提供しています。
ホウ酸は、薬剤の選定から濃度調製、温度管理、施工精度、雨対策まで、かなり面倒な作業が多くなる薬剤であるため、全て任せてしまうほうが施工精度の面でも、費用面でも良いのですが、責任施工までは求めていない場合は、完全無添加でピュアなホウ酸水シロアリホウ酸水 BHK-1870」がオススメで、化学物質過敏症の方にも安心安全に設計されています。

用法用量をしっかり守っていただければ十分なシロアリ対策、腐れ対策を実現することができます。

シロアリホウ酸水 BHK-1870」のPVはこちら
↓ ↓ ↓

まとめ

日本でもホウ素系認定薬剤が複数存在し、ホウ酸処理が認められています。
ホウ酸処理は施工精度を追求するならボロンdeガードの施工代理店に相談をしましょう。
ご自身でされるのであれば、用法用量をしっかり理解して実施しましょう。

ボロンdeガードの施工代理店の検索はシロアリポリスで、シロアリホウ酸水BHK-1870のご購入はボレイトショップが便利です。




ホウ酸処理のリーディングカンパニー
日本ボレイト公式チャンネル


2022/03/25

ホウ酸処理基礎講座 ホウ酸の主な処理方法

ホウ酸の主な処理方法


シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。

ホウ酸処理方法

日本のシロアリ対策は、ホウ酸処理へシフトが進んでいますが、その処理方法はいくつかあります。
ここでは、主な2通りをご紹介します。
  1. ホウ酸を水溶液にして処理する方法
    ホウ酸塩を水溶液にして木材に含浸させるシンプルな方法で、シロアリが木材を食べると同時にホウ酸を食べ食毒として作用させる工事です。
    以下のポイントを理解して工事を行う必要があります。
     ・高濃度に調整できるホウ酸塩を使用する。
     ・高濃度に調整する方法を理解して使用する。
     ・シロアリ対策に必要な処理量を理解して使用する。
     ・雨などの対策を行う。

    そこで、世界的に親しまれているのが、ティンボアPCO(八ホウ酸二ナトリウム四水和物)です。高濃度に調整が可能なホウ酸塩だからです。
    ただし、ホウ酸塩を水溶液にした以降は常に結晶化の問題がつきまとうため温度の管理が必要になります。

  2. ホウ酸の微粉末を散粉する方法
    ホウ酸塩の原体を微粉末にして木材のみならず小屋裏や壁内、床下の至るところに付着させる工事です。
    シロアリが木材を食べる際にホウ酸塩を一緒に食べて食毒として作用させる他、仲間同士でグルーミング(舐め合う行為)する際にホウ酸塩を舐めあって食毒として作用させる方法です。
    この工事はアメリカにおいてゴキブリ対策として一般的になっている工事でもあり、シロアリと同じように手足に付着したホウ酸塩を舐めて食毒として作用します。
    ホウ酸塩の微粉末を使用する工法であるため水溶液になっているホウ酸塩は工事ができません。

ホウ酸処理で把握しておくべきこと

2通りのホウ酸処理をご紹介しましたが、ホウ酸処理は薬剤の選定から始まり、濃度、処理量、処理方法、温度等の管理、及び、ホウ酸によるシロアリ侵入経路遮断処理の他、既存住宅に関しては、処理部の状況に応じて最適な材料で最適な工事を選択する必要があります。
ホウ酸処理をしっかり勉強している人と、そうでない人の差は歴然なので工事を依頼する際は注意してください。

まとめ

ホウ酸の効果を利用した様々なホウ素系材料を当該建物に適切な方法を選択し処理する必要があります。
ホウ酸処理を正しく行えれば、シロアリや腐れによる木材劣化率を限りなくゼロに近づけることができ、かつその効果は長期間となります。(水に流されない限りずっと持続)

逆に言えば、ホウ酸の効果、特性、デメリットを理解せずに中途半端な工事をしてしまうと、ホウ酸の効果が長期間であると安心しきっていたところに大きなしっぺ返しなんてこともありえます。

ホウ酸処理は、用法用量とその処理方法をしっかり理解している人に工事を依頼しましょう。

一般社団法人日本ホウ酸処理協会では、日本で唯一のホウ酸処理育成プログラムにてホウ酸施工士を毎月育成しています。
ホウ酸施工士が在籍している業者検索は、シロアリ駆除業者検索サイトシロアリポリスがオススメです。



2022/03/18

ホウ酸処理基礎講座 ホウ酸ありきの断熱材


ホウ酸ありきの断熱材 セルロースファイバー断熱材


シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。

多種多様の用途で知られるホウ酸

ホウ酸は多種多様の用途で知られ、世界中あらゆる分野で親しまれています。
医療、工業、農業、原発・・・・。
建設業界でもグラスウールを生成する際に大量のホウ酸が使用されています。
また、セルロースファイバー断熱材にもホウ酸がパワーを発揮して意外な使われ方をしています。

セルロースファイバー断熱材とホウ酸の関係

セルロースファイバー断熱材は、新聞紙が持つ断熱効果をマイホームの断熱材として応用したもので、新聞紙を細かく裁断したものを壁内に吹き込み高い断熱効果をもたらしてくれます。
セルロースファイバー断熱材は、新聞紙であるために火に弱いと思われがちですが、じつはセルロースファイバー断熱材には重量比16%のホウ酸が混合されています。
このホウ酸が含まれているセルロースファイバー断熱材は、火に強い断熱材に生まれ変わります。

火に強いセルロースファイバー断熱材

以前、セルロースファイバー断熱材の最大手、株式会社デコスさんが本当に燃えないところを実演してくれました。
↓ ↓ ↓
新聞紙でさえ燃えなくなるのはすごいですね!

ホウ酸がもたらすもう一つのメリット

ホウ酸は、火に弱い新聞紙の弱点を克服してくれる他、シロアリに食べられてしまうはずの新聞紙なのに、シロアリを寄せ付けません。ホウ酸を食べるとシロアリはじめ昆虫は死滅します。つまり、ホウ酸ありきのセルロースファイバー断熱材となっています。

まとめ

セルロースファイバー断熱材は、ホウ酸があるからこその高性能断熱材になっています。新聞紙が断熱効果があることは昔から世界中で知られています。その断熱効果をマイホームで発揮させるためには燃えやすい弱点とシロアリに食べられてしまう弱点を克服する必要があり、そこにホウ酸が大きなパワーを発揮しているわけです。
まさにホウ酸ありきのセルロースファイバー断熱材ですね。

余談ですが本日、セルロースファイバー断熱材の株式会社デコス取締役田所氏がメディアとバトルトーク予定です。
どんなバトルになるのか楽しみです。
↓ ↓ ↓

 ↑ ↑ ↑ 
清きクリックで一票お願いします。



2022/03/16

ホウ酸処理基礎講座 ホウ酸処理vs大人の事情

ホウ酸処理vs大人の事情






シロアリ対策、腐れ対策でホウ酸処理が話題にあがることが多くなってきました。
ホウ酸処理は正しい知識がなければ期待している防腐防蟻性能を発揮させられないため施工者は知識武装が必要です。また、施工後は長期間責任があるため万が一のときにも対応を求められます。
正しい知識と技術を持って施工をし、長期間アフターフォローを行うための基礎知識をホウ酸処理基礎講座と称してご紹介します。

日本のシロアリ対策を施すと、再処理地獄に陥ります。

日本では残念ながらマイホームへのシロアリ対策は合成殺虫剤を使うことが一般化しています。この合成殺虫剤処理は効果が短期間で消滅するため、再処理前提の工事になっています。

しかし、世界では何十年も前から再処理不要のホウ酸処理が一般的であるにもかかわらず、日本では未だにホウ酸処理へのシフトがされていません。

なぜ日本では再処理前提のシロアリ対策が主流なのか?

合成殺虫剤が安価で効果が短期間であるため「再処理しましょう!」と言えるビジネスをたくさんの方(シロアリ防除業者)がされています。
再処理不要のホウ酸処理は、自分たちの仕事が無くなる(再処理で得ていた収益がなくなる)ことを意味しますので家族を守れなくなると考える業者は、ホウ酸処理が良いのはわかっていてもビジネスモデルをシフトできない業者が多いことが根本的な理由になっています。

大人の事情が蔓延っている業界

上述にあるようにシロアリ業者の大人の事情の他、家を建てる工務店も建築時の費用が安いほうが良いという事情が根強いことも大きな要因です。
設計事務所では、消費者(建築主)の関心が間取りや設備、デザインに行きがちで、シロアリ対策の話題にもならず、昭和から変わらない合成殺虫剤しかないと思いこんでいたりします。消費者側も提案されなければ、意識できません。

再処理地獄に陥ることを知らされない消費者

合成殺虫剤でシロアリ対策を施すと再処理地獄で苦しむことになります。
しかし、一般消費者(建築主)は、5年後から始まる再処理費用が20〜40万にもなること。そして、それが5年毎に必要になることを知りません。
というか、その事実を知らされません。

 

建設費を抑えたい工務店の事情

多くの工務店は、建設費を少しでも安く抑えたい事情があります。
1棟あたりのコストアップがたとえ1万円だけであったとしても、年間100棟を建てているなら100万円のコストアップに。 年間1000棟を建てているなら1000万円のコストアップになります。
なかなかエグい数字です。

 

つまり、再処理地獄の事実を話したくない心理が働きます。

新築時にホウ酸処理をスペックするときのコスト

ホウ酸処理にシフトすると標準的な1mまでの処理で4~5万円のコストアップになります。これが100棟になると400〜500万円のコストアップになります。
しかし、ホウ酸処理は効果が長期間持続することが特徴ですから再処理は必要なくなり、再処理費用が必要なくなります。 
再処理費用が無くなることを考えれば、とても安いと考えることができるはずです。
しかし、その事実を知らされない大人の事情・・・つまり、消費者自らが選択をしていかなければならないと言えます。

 新築時ならオプションで良いので提案をしてほしい

そもそも、新築時であれば住宅ローンに組み込めます。住宅ローンは低金利ですから、消費者が負担とする費用は10円/日前後で済んでしまうはずです。であれば、オプションで選択できるようにしてくれれば良いだけなのに・・・

しっかりホウ酸処理を提案してくれる工務店にしましょう

全国には数万社の工務店がひしめき合っています。その中で、ホウ酸処理をしっかり提案してくれるかどうかを工務店選びの基準にしてみることをオススメします。ホウ酸処理に理解を示しているので工務店であれば、施主目線で考えてくれているとのではないでしょうか?

シロアリポリスの解説がわかりやすい!


まとめ

シロアリ業者は悪徳が多いイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

消費者は何もわからい床下のこと、シロアリの怖さなどを告げられ、知らず知らずのうちに再処理地獄に陥っていきます。さらには悪徳業者が多い業界でもあるので、細心の注意が必要です。
この再処理地獄から脱却をするためには、ホウ酸処理を自らが選択をする必要があります。
そこでおすすめできるのは、反社会的勢力を事前に排除しているシロアリポリスです。全国のホウ酸処理業者も簡単に検索できるので一度ご相談されると良いかと思います。


 ↑ ↑ ↑ 
清きクリックで一票お願いします。