先週も、木造劣化対策ボロンdeガード工法の新築現場実地研修に潜入しました。
今年は、木造劣化対策元年と言えるほど急激に需要が増えました。
日本ボレイトの使命は、劣化対策のプロフェッショナルを全国区で育成すること。
この日は、岡山からの研修生が2日間の予定で現場入りしていました。
この日の研修生Sさんは、初の劣化対策工事ではありましたが、大工出身のとび職人。
テキパキテキパキ最初から戦力としてバッチリ働いてくれる頼もしい方でした。
実はこの現場、工程上、劣化対策工事よりも先に床合板を張りたいと工務店さんより連絡がありました。
しかし、ホウ酸処理ができない箇所が出てきてしまいます。
そこで、床合板は仮止めにとどめてもらって、仮起きされている床合板を移動させながらの工事となりました。
室内側に張ってあった壁合板についても、基礎天端から1Mまでの範囲をホウ酸処理できるよう仮止めされていました。
これは、大工さんが、ホウ酸処理を至る所まで行うボロンdeガード工法を良く理解していただけている証拠であり、あうんの呼吸とも言えるのかなと思います。
この日は、シロアリの侵入経路をシャットアウトするため、セパレートや水抜き穴、配管周りをコーキング。
劣化対策工事の後すぐ、透湿防水シートを大工さんが張ってくれるとのことでしたが、雨予報もあり、間に合わないことも考えて、一部雨対策をして工事完了。
木造住宅は、1000年は持つと言う人がいるほど長持ちします。
でも、日本の住宅の建て替え周期は30年。
おかしな話です。
近年の日本の住宅の多くは、劣化対策がなされておらず、建て替え前提の建築が行われて来たことが原因です。我々、JBTA日本ホウ酸処理協会のホウ酸施工士は、「自分の家のつもりで」を合い言葉に、絶対にシロアリにやられない施工を行います。