ホウ酸の弱点について良くある質問をご紹介します。
Q)「ホウ酸の弱点は?その措置は?」
Q)「ホウ酸の弱点は?その措置は?」
A)ホウ酸は、水に溶けやすい性質があります。
これを利用して木部に染み込ませる工法がボロンdeガード工法です。
しかしながら、水に溶けやすい性質上、雨に流される弱点もあります。
この弱点を克服するためには、我々ホウ酸施工士が行う雨対策を責任を持って行うことに加え、工務店様のご協力も必要となります。
では、ホウ酸施工士が行う雨対策ですが、以下にまとめます。
【ホウ酸施工士の雨対策】
- 基礎天端1Mまでは、マスカー等による雨養生。
- 基礎天端1Mを超える部位は、ホウ酸溶脱防止剤による雨養生。
- ホウ酸溶脱防止剤とは、ボロンdeガード工法用に開発されたもので、雨を撥水させて、ホウ酸を守ることができます。
- ただし、仮撥水処置であるため、いつまでも雨を撥水させ続けるわけではありません。
- もし雨にかかってしまった場合、ホウ酸処理確認剤クルクミンテスターでホウ酸が規定以上処理されているか確認します。もしホウ酸が溶脱している場合は、再処理をさせていただきます。
工務店様にご協力を頂きたいことも以下にまとめます。
【工務店様にご協力いただきたい対策】
- 雨にかからないよう配慮いただきますようお願いしています。ブルーシート等で建物を覆う等をしていただけると、ホウ酸との相性はとても良いです。
簡単にまとめますと、ホウ酸は雨に流される可能性があるため、物理的に流されないようにすること。これがベストです。