シロアリ対策は進化しています。
昭和初期から始まったシロアリ対策は、大量発生したシロアリを駆除するところから始まりました。
そこで使用されたのが農薬です。
しかし、そのままシロアリ予防剤(防蟻剤)としても使われつづけ定着してしまいました。
大量発生した理由は、戦後の布基礎の建物が増え、床下の通気ができない閉ざされた空間だったから。
建築ラッシュの時代の話ですから、数年後にはシロアリ被害だらけのマイホームが爆誕していきます。
その後、布基礎に換気口を設けるようになりましたが、
シロアリ予防剤(防蟻剤)に農薬を散布することは定着していますから、そのまま農薬散布が文化になってしまったのが日本のシロアリ対策です。
シロアリ被害が多い地方では農薬を定期的に散布しておかないと不安で不安で仕方がないそうで、その農薬の効果に疑問を持つ人がいないんです。
文化になってしまっていますから・・・・
昭和は水俣病、イタイイタイ病など、かなり深刻な公害病がありました。
シロアリ予防剤(防蟻剤)の危険性は、居住者も施工者にもキツイ薬剤であり、施工者は施工後4日間は動けなくなるなんて時代もありました。
公害病に比べれば軽いほうです。
しかし、一部の人にとても厳しく作用する農薬です。
その後、社会問題になり有機塩素系のクロルデンや有機リン系のクロルピリホスの使用は禁止されるようになります。
しかし、農薬そのものを床下に散布する文化は変わりません。
半減期が短い薬剤を使用し、5年毎に再処理しましょうとなっているのが、現在のシロアリ予防の基本的な考え方です。
時代はしばらく混沌とし何も変わらない時期が続きますが2011年、
ホウ素系認定薬剤が誕生しました。
世界中で一般的なホウ酸処理が認められた画期的な年になったはずなのに、農薬散布の文化は変わりませんでした。
シロアリ専門業者さんからの理解が得られなかったからです。
再処理ができない=ビジネスにならない という大人の事情でした。
ボレイトシールは、シロアリを基礎内に侵入させないために使用するもので、ボレイトスティックは、湿った木材に対して穿孔し挿入しておくと水分に反応して溶け出すホウ酸がシロアリや腐れを予防するもので、
いずれもシロアリ防除業界では画期的なホウ素系の商品です。
2018年にはホウ酸配合ボレイトフィラーが発表され、ボレイトシールでは塞ぎきれない開口部に対してシロアリ侵入経路を絶つことができるようになりました。
このように、シロアリ対策の工法、薬剤は進化しています。
最新のシロアリ対策工法としてボロンdeガード工法が挙げられます。
薬剤の進化、シロアリ対策の進化を進めているのは日本ボレイト株式会社であり、その最上級の施工マニュアルがボロンdeガード工法です。
ボロンdeガード工法のご用命は、シロアリ駆除検索サイト「シロアリポリス」にてお近くの業者を探してみてください。