ベテランのシロアリ防除業者さんに聞いた話を紹介します。
日本の木造建築は、建て替え周期が30年と言われ、先進国と比べ最も短い悲しい現実を抱えています。
低寿命である原因は、木材の劣化対策を合成殺虫剤で5年おきに処理をする方法をとっているということが一つの理由です。
合成殺虫剤の使用は駆除剤としてはパワーを発揮しますが、予防効果は極めて短期的であり、そもそも建築物の壁内など再処理できない部位が大半であるため、建物の長寿命化には不適切な薬剤です。
ここから、ベテランのシロアリ防除業者さんに聞いた話になりますが、
メンテナンスを怠る日本の建物にも問題があり、築30年もすると、シロアリ被害以前に建物自体がボロボロになっています。
ノーメンテなので建物はボロボロ。
腐朽やシロアリを呼び込む古い建物は、シロアリ防除業者でも防蟻工事は受けたくないし、シロアリ保証はつけたくないというのが本音です。
どんなにいい仕事をしていても、建物自体に原因があるにも関わらず防除業者に責任が発生する。
シロアリの被害が発生するとシロアリ保証を使う。
シロアリ保証を使う場合は、大きなクレームになることもある。
そして、古い建物は保証をつけてくれるなと保険会社は言う。
こんな話でした。
世界では、ホウ酸による劣化対策が一般的で、何十年にもわたり、木材の2大劣化原因であるシロアリや腐れの被害が食い止められています。
弊社の事業ドメインは、ホウ酸による木材劣化対策です。
無機物のホウ酸を木材にコーティングすることで、その木材の2大劣化原因による劣化を予防できます。
しかもその効果は、無機物のため「いつまでも」です。
日本では、平成23年9月にホウ素系の薬剤が木材保存協会に認定を受けたことにより、多くの工務店様が使用していた合成殺虫剤処理をとりやめ、ホウ酸処理へとシフトが始まっています
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