日本ボレイト犀川泰光 プロフィール

2025/04/01

高性能住宅でシロアリ対策に使われる薬剤との相性について


温暖化と高性能住宅時代に欠かせない「ホウ酸処理」という選択

近年、地球温暖化の影響により、シロアリの活動時期が長くなり、被害件数が増加傾向にあることをご存じでしょうか?
特に問題となっているのが、外来種のシロアリによる深刻な被害です。

国内では「アメリカカンザイシロアリ」などの外来種が徐々に広がりを見せており、その対策が急務となっています。

また、住宅の性能面では、省エネ・断熱・気密といった機能を高めた高性能住宅が増えてきました。
しかし、ここで見過ごせないのが「シロアリ対策に使われる薬剤との相性」です。

従来の農薬系殺虫剤は揮発性が高く、長期間にわたり室内空気を汚染してしまうリスクがあります。
特に気密性の高い住宅では、薬剤が室内にこもりやすくなり、結果として住む人の健康被害につながるケースも報告されています。
本来こうした農薬系の薬剤は、「スキマだらけ」といわれるような昔の在来木造住宅のように通気性のある環境下でこそ、安全に使用できたものです。
つまり、現代の高気密住宅にはそもそも適していない方法なのです。

そこで注目されているのが「ホウ酸処理」です。
ホウ酸は自然由来の無機物で、揮発しないため室内の空気を汚すことがありません。
また、シロアリや木材腐朽菌にはしっかりと効果を発揮しながらも、人やペットには高い安全性を誇ります。
さらに、再処理が不要なため、長期的に見ても経済的な防蟻・防腐対策です。

いま住宅業界に求められているのは、「昔ながらの薬剤」に頼るのではなく、住まい手の健康と安心を第一に考えた施工への転換です。
高性能住宅が当たり前になりつつある今だからこそ、お施主様のためにも、シロアリ対策は早期にホウ酸処理へとシフトすべき時代が来ているのではないでしょうか。





正しいホウ酸処理、シロアリ対策は
ボロンdeガード施工代理店にご相談ください



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